やっぱり怖いフグ中毒

2018.09.19

なんでも豆知識(283)HACCP編  

やっぱり怖いフグ中毒

 

<自然毒>

・食中毒の原因となる要素に動物性の自然毒があります。

 動物性の自然毒はすべて魚介類由来で、発生件数、患者数、死者数の半分以上がフグ毒が占めています。

・フグ中毒の発生件数の70%程度が家庭での発生で、素人のフグ調理が原因となっており家庭での素人調理

  がなくなると発生が激減しますね。

・中毒症状は、食後20分~3時間で現れ、唇、舌先のしびれから始まり、指先のしびれ、頭痛、腹痛を伴う場合

  もあり、重症の場合、死にいたります。

  致死時間は、4~6時間程度ですが、症状が現れて8時間以上生命を維持できれば、回復するといわれています。

・怖いのは、現在のところフグ中毒に対する有効な治療法や解毒剤がないことです。

 食べたものを吐き出させる、人工呼吸をするなど応急処置しかありません。 

 

食品衛生法の改正で、すべての食品事業者にHACCPが義務化されます!

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