手指に傷がある人は調理しないほうが良い?

2018.09.11

なんでも豆知識(278)HACCP編   

手指に傷がある人は調理しないほうが良い?

→しないほうが良いです。

 

<黄色ブドウ球菌>

・近年の食中毒事件数の7~10%程度を占めています。

・自然界に広く分布していますが、人の傷口(化膿創)、ニキビや健康な人の喉、鼻の中、腸管などにも存在します。

 家畜、鶏、野鳥、ペットなどの腸管などにも存在しています。

・食品の中で増殖するときにエンテロトキシンという毒素を生産し、この毒素が食中毒の原因となります。

・この毒素は、熱に強く、100°C、30分加熱でも酸でも壊れません。

いったんこの毒素が発生してしまった場合、通常の調理方法では壊れません。

 ですから、手指に傷がある人は調理しないほうが良いのは、このためです。

・ヒトへの影響潜伏期間は、1~6時間(平均2~3時間)、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などが症状です。

・予防は、手指に傷がある人は調理しない、手洗いなどの衛生管理など

 

食品衛生法の改正で、すべての食品事業者にHACCPが義務化されます!

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