HACCP7原則 改善措置の設定って何をするの?

2018.08.28

なんでも豆知識(268)HACCP編  

HACCP7原則 改善措置の設定って何をするの?

 

<改善措置の設定>

・モニタリングによって重要管理点に係る管理措置が適切に講じられていないと認められたときに

   講ずべき措置(=改善措置)を設定することです。

・改善措置には、管理基準の不遵守により影響を受けた製品の適切な処理を含みます。

 

<例えば>

・モニタリングした結果、3~5℃程、管理基準を下回る結果が出ました。

   この場合、基準を下回った製品は区分けをし、不適合な物は廃棄をするなどの処置をします。

・これらは、文書化することにより、全従業員に管理徹底させ、情報を共有化することにより勘違いや

   ミスを減らす役割を持ちます。

・そして共有化すれば、管理基準を下回った原因の早期発見にもつながり、問題点の修正・改善につながります。

・例のような場合、一般的な対処法として温度検査の頻度を上げる等の改善措置が考えられます。

  (例えば3時間に1回を1時間に一回など…)他にも別の工程の従業員が何らかの温度が下がる要因を

   見つけてくる可能性もあります。こうした連携が期待できる環境作りに貢献できるのもHACCPの特徴の一つです。

 

食品衛生法の改正で、すべての食品事業者にHACCPが義務化されます!

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