契約自由の原則に例外は?

2018.02.21

なんでも豆知識(142)契約書編

・契約自由の原則に例外はないのですか?

→例外もあります。

 

<契約自由の原則の例外>

・契約は、自由が原則ですが、制限される場合もあります。

 たとえば、

 ①契約目的が公の秩序や善良の風俗に反する場合は無効

  ・民法第90条

 ②法律で免許や資格が必要とされるもの

  ・酒類販売、医薬品販売等 販売するのに免許が必要など

 ③法律等により、書面による契約が義務付けられているもの

  ・建設業法では、建設工事の請負契約について書面による契約が義務付け

 ④当事者の一方が弱い立場にいるため、契約自由の原則を制限している

  ・雇用主と被雇用者  労働基準法ほか労働法関係など

  ・事業者と消費者 消費者契約法、特定商取引法など

 

 このように契約自由の原則は、制限される場合もあります。