定款(テイカン)って何?

2017.10.19

なんでも豆知識(81)会社法編

会社設立するには、「テイカン」というものを作らないといけないと聞きましたが、これは何ですか?

→「定款」と書きますが、会社の根本原則を定めたもので、会社設立には必須の書類です。

 

<定款とは>

・会社の根本原則を定めたもので、会社の設立手続き上、必ず作成しなければならない書類の一つです。

・作成にあたっては、発起人の全員によって作成することを要し、次の事項を記載し、発起人が署名または記名捺印して

 公証人の認証がなければその効力を生じません。(株式会社の場合、合同会社は認証不要)

・定款の記載事項には、絶対的記載事項、相対的記載事項、任意的記載事項があります。

 

①絶対的記載事項

・定款に必ず記載しなければならない事項(その規定を欠くと定款が無効になる)です。

・目的、商号、本店の所在地、設立に際して出資される財産の価額または最低額、発起人の氏名または名称および住所

 のことです。

・また、発行可能株式総数については、定款認証時に記載しておく必要はありませんが、定款に定めない場合は、会社の成立ま

 でに、定款を変更してその記載をしなければなりません。(会社法第37条)

②相対的記載事項

・記載がなくても定款の効力自体には影響がないが、定款に定めない限り、その事項の効力が認められないものです。

・取締役会などの会社機関、株式譲渡制限の規定などです。 

③任意的記載事項

・会社法に違反しない範囲で、必要に応じて記載する任意の記載事項のことです。

 会社法に規定されている事項のうち特に社員に周知する意味で定款に記載することが実務上よく行われます。

 

 

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