2016.12.13
著作権という権利があるのは、ご存知の方は多いと思います。
他人が考えたデザインとか創作した小説、楽曲などを無断で使用するなどは、いけないことだということは何となくわかっていると思います。
では、どのような権利なのですかと聞かれると明確には答えられないのではないでしょうか?
今回から、少し著作権についてご紹介していきます。
著作権をご紹介する前に、もっと大きな概念として「知的財産権」という概念があります。
<知的財産とは(知的財産基本法第2条)>
・発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動により生み出されるもの(発見又は解明がされた自然の
法則又は現象であって、産業上の利用可能性があるものを含む。)、商標、商号その他事業活動に用いられる商品又は役務を
表示するもの及び営業秘密その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報をいう。
<知的財産権とは>
・特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保
護される利益に係る権利をいう。
「知的財産権」は、平たくいうと、知的な創作活動によって何かを創りだした人に対して付与される
「他人に無断で利用されない」権利のことです。
知的財産権は、次のような構造になっています。
<知的財産権>
・著作権(著作権法)
・産業財産権――――特許権(特許法)
実用新案権(実用新案法)
意匠権(意匠法)
商標権(商標法)
・その他 ―――――回路配置利用権(半導体集積回路の回路配置に関する法律)
育成者権(種苗法)
営業秘密(不正競争防止法)
近年、知的財産権の対象は、拡大される傾向にあり、対象が広がっていく可能性があります。
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